中国では、CCCやSRRC、NALといった強制認証制度の他に、任意での取得が可能な製品認証制度が
あります。「省エネ認証」もその一つであり、電気機器や事務機器、照明、機械、建設機器等、対象分野
は多岐に渡ります。任意の制度とはいえ、政府部門・行政機関の調達品リストに登録するためには、省
エネ認証の取得が必須となります。調達品リストの対象品目はパソコンやプリンター、複写機、照明器
具、空調、自動車等があります。
この度、省エネ認証の認証機関CQC(中国質量認証中心)より、プリンターや複写機の省エネ認証に対
する適用規格を変更する旨の公示がありましたので、お知らせします（原文はこちら）。

プリンターや複写機に対するエネルギー効率の規格は、2015年1月1日よりGB 21521-2014「複写機、プ
リンター、ファックス機のエネルギー効率限度値及びエネルギー効率等級」に切り替わります。これに伴
い、同日より省エネ認証の適用規格も最新規格に切り替わりますが、公示日である2014年9月30日以
降、2015年12月30日までは旧規格、最新規格いずれを使用しても構わないとされています。

また、旧規格の省エネ認証書は2015年5月31日までに規格の格上げを行わねばならず、新旧規格の差
分試験を行う必要があります。新旧規格の比較表は公示原文に掲載がありますのでご参照下さい。

株式会社アルテリエでは、中国の各種認証取得および関連のコンサルティング業務を行っています。
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