2022.6.13
中国
中国質量認証中心(CQC)は、2022年6月10日付けで音響機器・情報処理機器・通信端末機器のCCC認証において適用するEMC規格の切り替えに関する通知を行いました(原文はこちら)。
新規格は2021年12月31日付けで発行、2022年7月1日より実施とされており、これにより現行のEMC規格が置き換えられる形となります。
【新規格】
GB/T 9254.1-2021(CISPR 32:2015相当)
情報技術設備、マルチメディア機器及び受信機 電磁両立性 第1部:エミッション要求事項
【新規格の実施により廃止となる規格】※以下、旧規格とする。
GB/T 9254-2008(CISPR 22:2006相当)
GB/T 13837-2012(CISPR 13:2009相当)
通知の要点は下記の通りです。
1、新規格の実施日より、旧規格は廃止となる。新旧規格の差分は、TC10 EMC専門グループによる「GB/T 9254.1-2021 規格更新の認証実施方式に関する技術決議」(原文はこちら)を参照のこと。
2、新規格の実施方法
1) 本通知の発行日から2022年6月30日までの間は、企業が新規格または旧規格いずれかを選択して認証を実施してよい。
2) 2022年7月1日より、新規の認証は新規格で申請し、新規格の認証書が発行される。
3) 既に旧規格で認証取得済みの製品は、認証書の規格切り替えを申請し、「GB/T 9254.1-2021 規格更新の認証実施方式に関する技術決議」に基づき製品の評価を行った上で認証書の規格切り替えを行うこと。規格切り替えの期限は、別途通知する。また、CQCは市場監督管理総局(CNCA:認証認可監督管理委員会)の要求に基づき、COVID‑19感染症拡大防止期間においては適切に認証を維持し、企業の業務・生産の回復を支持する。
4)2022年7月1日以前に出荷、市場に投入しており、かつ既に生産停止している認証取得済み製品について、認証書の規格切り替えは不要。
※2022/6/27 更新情報
新規格の実施によりEMCの重要部品リストが更新され、TC10グループより発表されました(原文はこちら)
株式会社アルテリエでは、中国の各種認証の代行取得を行っています(詳しくはこちら)。ご不明点等ございましたら、お問合せフォームまたはお電話にてお気軽にご連絡下さい。